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レトルピアノ教室
Lettle piano room

「子供の領分」1.グラドゥス・アド・パルナッスム博士
本番の演奏
■小学6年、中学1年2年の演奏です。
大きい画面はこちらから
オーケストラスコアを参考に
ピアノコンチェルト風になればと思い、アレンジしてみました。
■グラドゥス・アド・パルナッスム博士について
随分変わった曲名ですが、これは、
クレメンティの練習曲集『グラドゥス・アド・パルナッスム』(パルナッスム山への階段(階程))
という教則本の題名からきています。
日本ではあまり、馴染みがない曲集ですが、
今でも、ちゃんと存在する、教則本です。
馴染みがないので、先ほど、「バイエル教則本」を取り上げてみました。
教則本に向かう時の子供の心理は、
今も昔も、国も関係なく、トビュッシーの試みを知ると、
思えて、とても身近に感じてきます。
パルナッソス山というのは、ギリシャの芸術を司る神アポロンのすむ山のことです。
芸術の神の住む山に近づける。
つまり、ピアノのテクニックが上達する練習曲。
という意味から来ているのでしょうか。
「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」は、
この練習曲集を、練習している子供の姿を表現した曲と言われています。
この子供は、少し成長した、娘シュウシュウです。
ドビュッシーは、ピアノが上手になっていく、わが子の姿を、
生まれた瞬間に、夢見たにちがいありません。
子供は退屈な練習曲を、眠たくなりながら、でも、一生懸命に練習しています。
早く遊びに行きたいのか、そそくさに仕上げてしまおうとする姿も、
連想できます。
一種のパロディーですが、ほほえましくピアノの練習をしているわが子を見つめる
ドビュッシーの気持ちが見えてくるようです。
ドビュッシーは、この練習曲を「毎朝朝食前に弾くべき曲」としています。
クレメンティの「グラドゥス・アド・パルナッスム」が、
いったいどういう曲だったのか。
演奏は、こちらから聴くことが出来ます。
■「子供の領分」曲目紹介
【子供の領分】・・・・・日本バージョン
1.線路は続くよどこまでも
2.「となりのトトロ」よりさんぽ
3.ねこふんじゃった
4.夏祭り
5.ポニーテールのインディアン
【子供の領分】・・・・・ドビュッシー作曲
1.グラドゥス・アド・パルナッスム博士
2.象の子守歌
3.雪は踊っている
4.小さい羊飼い
5.ゴリウォーグのケークウォーク
※今回は演奏しませんが、人形のセレナーデが、3曲目にあります。
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