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レトルピアノ教室
Lettle piano room

2017年発表会 アンサンブル
2017年4月9日の発表会 テーマは2017年発表会「子供の領分」
■「子供の領分」親ばかから生まれた名曲
フランスの作曲家クロード・ドビュッシー(1862~1918)は、
大変な遊び好きで彼の最初の妻も愛人も自殺を図ったほどでした。
しかし、43才にして子供を授かると一変し、子煩悩な父親になります。
子供の名前は、クロード・エマ(1905.10.30生)。
彼は、¨シュウシュウ¨という愛称で呼びました。
シュウとは、シュークリームのシューと同じで、キャベツの事です。
フランスでは、子供やかわいい女性に対する愛や親しみを込めた呼びかけの言葉です。
「子供の領分」は、当時3歳だった娘のために作曲されたピアノ組曲です。(全6曲)
娘が生まれた直後から1908年にかけて作曲され、デュラン社から出版されました。
初演は、1908年12月18日、パリにてハロルド・バウアーにより演奏されました。
曲集の冒頭にこんなことばが添えられています。
a ma chere petite Chouchou, avec les tendres excuses de son Pere pour ce qui va suivre
「私のかわいいシュウシュウへ。後に続く者への父の優しい言い訳をもって」
この曲集は、ドビュッシーが最も愛した人に捧げた作品ですから、隅々まで考え抜かれています。
音の個数こそ少ない作品ですが、あらゆる可能性を1音1音に託しています。
細かな強弱、アーティキュレーションなど、とても凝っています。
なので、子供が弾くための作曲された曲集ではなく、
大人が子供らしい気分に浸ることを目的とした作品と言えます。
こんなにも娘を愛し、幸せだったドビユッシー親子ですが、この幸せは、長く続きません。
1916年には、直腸がんが見つかり、2年後の3月25日息をひきとりました。55才でした。
翌年の1919年には、エマもジフテリアによる髄膜炎によって夭逝しています。
「子供の領分」は、愛娘エマのおもちゃや生活からインスピレーションを得て、
曲が作られていますが、その中から当時の子供達の流行を知ることが出来ます。
「象の子守歌」に出てくる象は、サーカスの人気者でした。
「ゴリウォーグ」という黒人の人形も「ケークウォーグ」と言う踊りも当時の流行でした。
今日の発表会では、曲を身近に感じていただくために、
日本の子供たちの馴染みのある曲と対比させてみました。
また、「子供の領分」は、ピアノ曲集ですが、
1911年、アンドレ・カプレによってオーケストレーションがなされ、
3月25日に初演が行われています。
今回のアンサンブルアレンジは、このオーケストラ譜を元にアレンジしてみました。
ドビュッシーとエマ
■エマはどんな子供だった?
2017年度、発表会のアンサンブルテーマは、ドビュッシー作曲「子供の領分」
「子供の領分」は、ドビュッシーが、溺愛した娘
エマ愛称シュウシュウ(シュシュともシューシューとも)のために
書いた、ピアノ組曲だという事は、プログラムの解説にも
書きました。
では、エマは、どんな子だったのだろうと、興味がわいたと思います。
この写真はお人形を抱っこしているエマです。
しかし、親子の楽しい時間は、長くは続きません。
1916年、ドビュッシーに直腸がんが見つかり、1918年3月25日息をひきとります。
55歳でした。
そのあとを追うようにエマも、翌年、ジフテリアによる髄膜炎により夭逝しています。
これで、ドビュッシーの血筋は、耐えてしまいます。
彼女が生きていれば、、、、
そんな思いが、募ります。
エマとの生活で生まれた名曲
■「子供の領分」は、娘との生活が題材に
彼女が生まれてきたことで、
「子供の領分」をはじめ、これまでにないドビュッシーの側面が現れ、
名曲が生まれました。
それだけでも、彼女が生まれた意義は、大きかったとえます。
写真は仲睦まじく過ごすトビッシーとエマです。
「子供の領分」は、娘との生活や、
エマのおもちゃなどが、題材になっています。
それは、一個人の持ち物ですが、
そこから当時の、フランスでの子供たちの様子が、見えてきます。
日本の子供達も紹介したい。
そう思い、日本人に身近な曲、日本の子供に馴染みのある曲も対比させて、
紹介し、発表していく事にしました。
■「子供の領分」曲目紹介
【子供の領分】・・・・・日本バージョン
1.線路は続くよどこまでも
2.「となりのトトロ」よりさんぽ
3.ねこふんじゃった
4.夏祭り
5.ポニーテールのインディアン
【子供の領分】・・・・・ドビュッシー作曲
1.グラドゥス・アド・パルナッスム博士
2.象の子守歌
3.雪は踊っている
4.小さい羊飼い
5.ゴリウォーグのケークウォーク
※今回は演奏しませんが、人形のセレナーデが、3曲目にあります。
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