下関LETTLE(レトル)ピアノ・エレクトーン教室***美しい音で名曲を弾けるようになりませんか?

下関LETTLE(レトル)ピアノ・エレクトーン教室

3.雪は踊っている(The Snow is Dancin)

暖かい家の窓辺でシュウシュウとドビュッシーが飽かず雪を眺めています。
ゆっくり舞いながら降りてきた雪の妖精が、
地表を白いビロードで覆う様を表現したトッカータ。
ドビュッシーは、イギリスの妖精を題材としたアーサー・ラッカムのイラストレーションから、
この曲のインスピレーションを得たといいます。
曲の最初から最後まで、ちらちら、はらはら、雪が一定のリズムで降り続けます。
風が吹くと雪は踊ります。
16分音符の細かい音型は、まさに雪が降り続いているようで、
その中に、子供の感覚を通じた冬の世界を息の長い旋律で、
ドビュッシーは表現しているように思われます。


ドビュッシーは同じ時期に2種類の雪を題材にした作品を作曲しています。
1曲は前奏曲集第1巻の第6曲「雪の上の足跡」で、もう1曲がこの作品です。
前者は、とても厳しい冬の情景を、表し、
その場に立っているようです。

しかし、この曲は、穏やかで、
家の中から、窓の外の景色を見つめています。

ブログでショパンの「雨だれ」は、どこで見ているのかが、重要だ。
外で雨に打たれているのか、
家の中で、見ているのか。
どこにいるのかが、演奏のカギになる。
という事を書きました。

この曲も、まさにそれと同じ事が言えると思います。


アーサー・ラッカムは、「不思議の国のアリス」や「グリム童話」の挿絵を手掛けています。
「イギリスの妖精物語」という絵が複数ありましたので、
ご紹介します。
トビュッシーが見たのは、この絵なのかは、わかりません。








演奏は、こちらからお聴きください。

小学6年、中学1年、講師の演奏です。
何気なく演奏していますが、とても難しい曲でした。
レジストチェンジのため、リズムを入れていましたが、
それが、あのホールで流すと、反響して聞き取りにくい状態でした。
かといって、音を大きくすると、必要以上にリズムず目立ってしまいます。

ピアノ側に座っていると、合わせるのが怖い感じでした。
プラス、ピアノが目立ってはいけないので、出来るだけ小さく。
あれだけ細かい音を、小さく弾くのは、子供には出来なかったと思います。

この動画を見ると、エレクトーンの低音が、殆ど無くってしまって、
本当に、こうやってあっているのが、奇跡ともいえます。


YoyTubeから聴く時は、こちらからどうぞ


2.象の子守歌 ⇔ 4.小さい羊飼い


線路は続くよどこまでも
さんぽ
ねこふんじゃった
夏祭り
ポニーテールのインディアン
グラドゥス・アド・パルナッスム博士
象の子守歌
雪は踊っている
小さい羊飼い
ゴリウォーグのケークウォーク

独学講座feel


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