下関LETTLE(レトル)ピアノ・エレクトーン教室***美しい音で名曲を弾けるようになりませんか?

下関LETTLE(レトル)ピアノ・エレクトーン教室

2019年発表会 アンサンブは「超有名な曲特集」です。

2019年4月21日 平成最後の発表会は、ドリームシップ小ホールで行いました。
このページでは、それぞれの曲についての解説と当日の様子をご紹介しています。
過去の演奏も、YouTubeでご紹介しています。
あわせて、ご覧ください。

1. メヌエットト長調 BWV.Anh.114、ペツォールト
2.ジプシーの踊り ベルディ
3. トルコ行進曲  ベートーべン
4. 戦国絵巻「かごめかごめ」 わらべうた
5.ガボット ゴセック
6.きらきら星~たなばたさま フランス民謡・下総皖一
7.愛の夢 第三番 リスト
8. ジムノペディ第一番 サティ
9. アラジンメドレー  アラン・メンケン
10. アイネクライネナハトムジークト長調 K.525 モーツァルト
11.ハンガリー舞曲第五番 ブラームス
12.ピアノ協奏曲第一番 チャイコフスキー
★ノクターンとセレナーデの違いは?

11.ハンガリー舞曲第五番 ブラームス

「ハンガリー舞曲集」WoO.1 は、ヨハネス・ブラームスが
ハンガリーのジプシー(ロマ)音楽に基づいて編曲した舞曲集です。
全部で21曲ありす。

ブラームスは1850年代の前半に、エドゥアルト・レメーニの伴奏者としてドイツの各地で
演奏旅行を行い、その時にレメーニからジプシー音楽(ロマの民族音楽)を
教えられて魅了されました。
それをきっかけに、ハンガリーの民族音楽と信じて採譜を続け、
1867年に出版社のジムロックに最初の6曲を送ったのですが、
その時は出版を断られました。
しかし、それらを含む第1、2集が1869年に出版されると大好評となり、
1880年に第3、4集が刊行されました。

最初は、ピアノ連弾のために書かれ、爆発的な人気を博しました。
1、2集は1872年にブラームス自身により書かれています。
その後、ピアノ独奏用に、モーリッツ・モシュコフスキやジョルジュ・シフラに
よって、編曲されたものがあります。

またオーケストラでの演奏も、広く知られていますが
ブラームスは、1873年に自身の指揮で演奏会で取り上げるため
第1曲、第3曲、第10曲を管弦楽用に編曲しています。
有名な、第五番など、管弦楽用の楽譜は、他者によって、編曲されたものも
数多くあります。


直接ご覧になるときはこちらからどうぞ

この日の演奏について

とてもやる気にあふれた演奏でした。
たぶん、彼女が一番、音楽に対して前向きに向き合っていると思います。
ただそのやる気が、出すぎて、間が無くなりつつあるのが残念。
もう少し冷静になって、隙間の空気を感じられるようになったら、
もっといい演奏が出来るようになると思います。

12.ピアノ協奏曲第一番 チャイコフスキー

「ピアノ協奏曲第一番」は、1874年11月から1875年2月にかけて作曲されました。
チャイコフスキーは当初、友人であるニコライ・ルビンシテインを初演者と考え、
彼に献呈しようとしていましたが、1874年のクリスマスに
この作品を草稿の段階でルビンシテインともう2人の楽友に聞かせたところ、
ルビンシテインから思いがけず
「この作品は陳腐で不細工であり、役に立たない代物であり、
貧弱な作品で演奏不可能であるので、私の意見に従って根本的に書き直すのが望ましい」
と激しく非難されたため、送る相手を変え、
セルゲイ・タネーエフへの献呈を目して作曲を進め、
オーケストレーションが完成した後で、最終的に
ドイツ人ピアニスト・指揮者のハンス・フォン・ビューローへ献呈したのでした。
ビューローはこの作品を「独創的で高貴」と評しています。

1875年10月25日、ハンス・フォン・ビューローのピアノと
ベンジャミン・ジョンソン・ラングの指揮によりアメリカのボストンにて初演され、
大成功を収めました。
この様子はビューローからチャイコフスキーの元に電報で知らされました。

ロシアでの初演は、世界初演の1週間後、サンクトペテルブルクにおいて、
ロシア人ピアニストのグスタフ・コスと
チェコ人指揮者のエドゥアルド・ナプラヴニークによって行われました。

モスクワ初演は、ニコライ・ルビンシテインの指揮、
セルゲイ・タネーエフのピアノによって行わました。

ルビンシテインは、友人へのザンゲの気持ちからなのか、
その後何度も独奏ピアノを受け持って、この協奏曲を世に知らしめる役割を果たしています。

この曲は、1879年夏および1888年12月の2度にわたって改訂され、
第1楽章冒頭のピアノによる分厚い和音はこのとき加えられています。
(初版ではアルペッジョになっています)


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この日の演奏について

とても有名な曲なので、ミスると目立ってしまいますが、
そんなに悪い演奏ではありません。
間のとり方は、上手です。
ただ、焦っているので、もう少しゆったり弾いてほしかったし、
最後の部分がずれたのは、人の演奏を聴いていなかったからと思うので、
人の演奏も聴きながら、自分の音量など、変えられるようになってほしいな。
と、思います。
でも、よく頑張ったと思います。

エレクトーンは、あれだけ音量を上げても、低音はなくなるし、
pizzの音もなくなってしまい、残念でした。

★ノクターンとセレナーデの違いは?

ノクターンは日本語では、夜想曲。
セレナーデは、小夜曲(または夜曲)となります。

どちらも夜の曲ですが、どう使い分けているのか、違いがわからない。
気になる人もいると思います。

ノクターンは、性格的小品時の一種で、主にピアノ曲に使われる名称です。
クレメンティの弟子でピアニスト兼作曲家ジョン・フィールドが創始し、
ショパンが、ロマンティックな楽曲へと発展させ、定着しました。
このように、ピアノ曲に使われるタイトルですが、
時代とともに、セレナードと同様のオーケストラ曲でも、使われることがあります。

一方、セレナーデは、(野外で夜に)恋人や女性を称えるために演奏される楽曲でした。
それが、18世紀以前のモーツァルトの時代には、野外での晩餐会で
演奏される機会音楽になり、19世紀までには、演奏会用の作品に変質し
、戸外や儀礼に関係なく演奏されるようになりました。

こうなるとノクターンとセレナーデの違いは、なくなったように思われますが、
決定的な違いは、ノクターンは、夜をイメージした曲で、静かなものが多いのに対し、
セレナーデは、夜に演奏されていた。
というだけで、夜をイメージして作られたわけではないので、
テンポの速い曲も、元気な曲もある。
ということです。


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